【奈良】當麻寺

奈良県の當麻寺(たいまでら)に行ってきました。
数あるお寺の中でなぜこちらを選んだかというと、當麻寺中之坊にある写佛道場の絵天井が期間限定で特別公開されているからです!

絵天井?なにそれ?
とピンとこない方もいるかもしれないので、まずは写真をご覧ください。というか見てほしいです!

こんなやつです。
昭和〜現代までにたくさんの作家さんから奉納された作品が150点も天井にびっしり!

今年は、日本画家の村上裕二さん(ゴジラを題材にした作品などが有名)と、イラストレーターの上村恭子さん(柔和な古代の女性絵が人気)の作品2点が加わりました。
知った風吹かしてますが、今回初めて知ったお二人です。知識不足ですみません。

當麻寺の境内には、伽藍(本堂や東西両塔など)、僧院(中之坊など)があって、絵天井を観られるのは、僧院の中之坊です。
中之坊は東大門から境内に入って少し進むと左の方にあります。常設しているのか分かりませんが壁づたいに看板がたくさんあるのでわかりやすいです。

こちらが東大門。

そして中之坊。

写ってないですが左側に看板が何個かあります。

中に入って受付で拝観料を払います。
普段は大人500円ですが、今回は写佛道場の入館料も含めて600円でした。プラス500円払えば書院でお抹茶もいただけます。

中之坊内には道順がありそれに従って進むと、庭園→絵天井のある写佛道場→霊宝殿とまわれました。
事前調査していなかったのでてっきり写佛道場だけ観れるもんだと思ってたので、庭園もまわることができると分かり思わぬラッキーでした。

この庭園がまた美しいのです。

香藕園(こうぐうえん)という名で、奈良県で最初に文化庁の保存指定を受けた庭園だとか。

「はぇ〜きれい!」と大きめの独り言が出てしまいました。

いま調べたら大和三名園のひとつだそうで、「どうりで綺麗なわけだ!」と納得しました。
でも写真を見返すと看板にもちゃんと書いてあったんですよね。うっかり!

訪れたのが15時半くらいで人もまばらだったので気兼ねなく写真が撮れました。

紅葉のグラデーションが美しくて目の保養になります。

私は神社仏閣、美術館とかは閉館2時間前くらいに行くと混まないので好きです。
でも撮影したい時には昼間の方が明るくきれいに映るので悩みどころですね。

もうこの庭園だけでも満足なのですが、絵天井まで観られるなんてありがたい…!
道場前で靴を脱いでいそいそとお邪魔します。話はずれますがお寺などに行くと、中に入る時に靴を脱ぐ必要があるので着脱しやすい靴を履いていくのがおすすめですよ。

中には誰もいなくて鑑賞し放題でした。

ずっと天井を観てたら首が痛くなるので注意です。

たくさん写真を撮ったのですが、動物が好きなので猫やうさぎの写真が多めでした。

絵天井の特別公開は、2022年11月15日〜30日までと期間が短いのですが機会があれば是非行ってほしいです。
今年行けなくても、寅・午・戌年の秋に一般の特別公開しているので4年に1回観られます!
また写仏・写経体験を随時開催していてその時も観られるそうです。

絵天井で首をやられたあとは、霊宝殿で宝物や美術品を鑑賞しました。室内は撮影禁止なので写真はありませんが、日本最古のかみそり「中将姫剃髪剃刀」が展示されていて、結構丸い刃だけど切れるのかな…?と実際に試してみたくなりました。

大満足で中之坊をあとにし、境内を散策しました。

勝手なイメージですが奈良のお寺は境内が広くて歩きやすいです。

紅葉といえば京都が有名ですが、奈良もとてもいいですね!
少し前に法隆寺に行った時、修学旅行生がたくさんいましたが境内が広いおかげで混雑してると感じることなくのんびり観光できました。
奈良は駅からお寺までの距離がやや遠いことが多いですが、ゆったりできるので人混みが苦手な方にもおすすめです。

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